■漫談家・寒空はだかウェブサイト 窓口 紹介 予定 趣味(旧作邦画) 2008年以前の日記
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2019年12月某日 リセットできるか
あっという間の1年、というのは毎年のことではある。その間、それなりのこと
は、寒空はだかというおぼろげな人間にもあったわけだが、たいして書き留めるこ
となく、一陽来復、冬至を迎えてしまった。まあ、これも例年通りではある。
太陽が生まれ変わるこの日をもって、一足先に、新しい1年の区切りとする。
2019年=ワンチーム。……総理、内閣府、ジャパンライフ。あるいは、検察庁。
来年も新作に期待、「アベとアキエ女王」。
2019年11月某日 さだめじゃ……
遅ればせながら、ようやく年末恒例ソロライブのDMハガキのデザインが出来上
がって、満身創痍のプリントゴッコで刷り上げる。宛名書きが終わったのが、ニッ
ポン放送の「あさぼらけ」を聴いていたから、6時前。
一刻も早く届けたいから、朝一番の取集めに間に合うよう、近所のポストに投函
すれば、任務完了。しかし、今回は、一つ趣向がある。
公演タイトルが、寒空はだかと桜を見る会「行列のできるシュレッダ」。ハガキ
に入れたイラストが、映画「喜劇急行列車」の渥美清、加えて、舞台となったブルー
トレイン〔さくら号〕。となれば、佐倉の消印で出したいのが人情。
徹夜明けで佐倉へ行くのはさすがにつらいので、3時間くらい仮眠して、佐倉郵
便局に近い、京成佐倉駅に10時過ぎにたどり着く。歩いて5分ほどの本局(集配局)。
局前のポストの午前中の取集め時刻に間に合ったのでそのまま投函する。
翌日には、早速、自分宛に出したハガキが、我が家の郵便受けに届いた。日本郵
便もしっかりしておる、と安心して消印に目をやると、「千葉中央」となっていた。
バカだねえ、俺ァ頭痛くなってきた、まくら、さくら取ってくれ……。
2019年9月某日 お世話になりました
初めて有名人というものに会ったのは、中学生のころ。
都電の写真を撮りに、親父の御下がりの、アサヒペンタックスS-2をぶら下げて、
荒川線に行った時のこと。「ちんちん電車」という曲のキャンペーン企画で、井上
順さんがやって来ていた。貸切の電車に乗込む順さんに手を差出すと、にっこり笑っ
て握手をしてくれたのだった。とっさのことで、順さんを写したスナップはピンボ
ケ。ジャスピンコニカではなかったので……。
あれから40年。
代々木のポニーキャニオンのスタジオに這入ってきた順さんは、再び握手をして
くれた。
小西康陽さんのプロデュースで、「円楽のプレイボーイ講座」のリメイク。その
原稿を依頼された。東京オリンピックの後くらいの、東京の街を舞台に、女性と順
さんの、12ヶ月の短い物語を書いてみた。本日はその、ナレーションの録音の日な
のだ。
72歳とは思えない、ダンディで若々しい順さんは、あいさつもそこそこにスタジ
オ入りすると、およそ8時間、ほとんど休みもとらずに、原稿を読み続けた。おそ
るべきタフさである。江戸ッ子らしく、「ひ」が「し」に訛るのが御愛嬌。「し」
は「しゅ」になる。もちろん、小西さんも私も異存はない。
温厚で気さくな紳士は、全く疲れも見せずに、「ジャーニー」と、スタジオを後
にした。女でなくても、惚れてしまいそうになるではないか。
2019年8月某日 恥ずかしながら書いてまいりました
映画のサウンドトラックのCD製作に参加した。
三保敬太郎の音楽による、日活映画「事件記者」シリーズ(1959〜62年)。
まさに、夢のような企画への協力の要請に喜んで受けて、約4ヶ月、この度、め
でたく発売開始。日活が保存していた、未発売のミホケイサウンドが、クリアによ
みがえった。
定成寛さんの、三保敬太郎の来歴と曲の解説が素晴らしい。
わたくし、寒空はだかメは、映画作品自体のあらましの執筆と、選曲を担当した。
10作品、およそ3時間分の音楽データから、著作権料の関係で30トラックにしぼる
作業は、文字通り断腸の思い。なんとか31トラックにおまけしてもらったが、最低、
あと4曲は入れたいところであった。
個人的には、いささか悔いが残るけれど、それは、わがままというものだろう。
天才ジャズマン・三保敬太郎の多彩なサウンドを楽しんでもらいたい。
●「事件記者 オリジナル・サウンドトラック」
disk union cinema-kanレーベル CINK88
2019年7月某日 落ちても止まむ
おしどりマコさん、29,072票。
立憲民主党の全国比例12位で、落選。立民は8人が当選ラインであった。
私は、選挙イ ベントには参加したけれど、たいした力にもなれず、面目ない。
彼女は、投票日の翌日には、いつもと変わらずに、東京電力の記者会見に出席し
たという。
2019年7月某日 情報をどう判断するのかは、受け手の自由なのである
芸人が、政治に関わらない方がいい理由は数々あるが、あえて言うなら「野暮だ
から」。仕事や人気に障るなどというのは、もっと野暮。
夫婦音曲漫才師「おしどり」。流暢な喋りに、巧みなアコーディオンのマコ、針
金で注文を作る──紙切りのように──ケン。華があって、お得感もある、結構な
寄席芸人である。その「おしどり」のマコ、だから、おしどりマコ。上方出身、
横山ホットブラザース門下、東京に拠点を移して久しい。
福島の原発事故に疑問を抱き、その己の疑問を解くために、欠かさず東京電力の
会見に参加し続けている。その内容を現在も発信している。この度、原子力発電所
の撤廃と、情報の開示と共有を訴えて、「おしどりマコ」、立憲民主党から比例代
表に立候補。
キャッチフレーズは、「半径5mから半径5mへ」
声高に現政権を批判することもなく、柔らかく、自らの主張を訴えている。
知ったような口をきかずに、直接見聞した情報を元に、自分の言葉で発信してい
る。
公示直前のある日、私が映画を観に行こうと、阿佐ヶ谷の駅前を通りがかったら、
彼女が街頭演説をしていた。新宿で選挙イベントをするから、出てくれないか、と
おそるおそる夫のケンさんがいうので、断るわけにはいけねえ。なーにしろ、
キヨシローチルドレンだからねえ。こちとら、義理人情に熱い江戸ッ子だ、出身は
千住の……、草加の在、つまり埼玉だけどね……。
おしどりマコは、参院比例区なので、18歳以上の選挙権を持つ人は、北海道民だ
ろうが、沖縄県民だろうが、投票できる。
選挙区ではないので、1枚目の投票用紙に「おしどりマコ」と書いたら無効。
2枚目の用紙に、立憲民主党と書くのでは、ダイレクトに本人の票にはならない。
ここに、名前を書いた方が良い。今の比例区は、原則、名前の多かった順の当選な
のだ。
ただ、2枚目、つまり、比例代表の用紙になら、うっかり「おしぼりマコ」と書
いても、これはうっかり誤記したものとして、カウントされるはずだ。
また、「おしどりまこ」「オシドリマコ」でもかまわない。「おしどり」だけで
も大丈夫、もし仮に、もうひとり「おしどり某」が出馬していたら0.5票ずつ。
「鴛鴦」と漢字で書くと、選管が読めない可能性があるので、オススメしない。
「おしどりマコ命」とか余計なことを書くと無効。
過去、「ホリエモン」「さくらパパ」(=横峯良郎氏)は、有効だったそうであ
る。
参議院選挙の投票日迫る。
「悪夢のような民主党政権に戻すわけにはいかないのです!」と叫んでいる人の党
は、戦前戦中の大政翼賛会政権に戻そうとしているとしか、思えないのである。
2019年5月某日 「でも辞任しませんよね?」
「××しないとどうしようもなくないですか?」
「まるやまほだか、ではございません。」
大阪滞在が、もう1週間後だったら、「つかみ」のネタは、マルヤマほだか(大
阪19区)、だったのだが……、惜しいことをし た。
当の北海道では、「なつぞら」が話題なので、「夏空はだか」と 改名するか。
♪ねえプーチン、領土返して
2019年4月1日 もう令和、ありがとうございましたッ!
ほのぼのレイワ。
本来は「今和」だったのだが、直前にテレビ東京がまさかのスクープ、会見へ向
かう車中でその情報をききつけた官房長官が、急きょ、棒を一本足した。そのため
発表が遅れた。
陛下には、後から了承を得て、詔書にも棒を足したが、「これがホントの璽後承
諾ですね。」と、にこやかにほほえまれたという。
2019年3月某日 イチロー引退
というわけで、新元号は、元平成ということに。
2019年3月某日 平易デューイ物語
今回のホームページの移行を機に、デザインを変えたり、使い易いサイトに直し
たいとは思っているのだが……。ただ、わかりやすくすることによって、読者の間
口を広げなくても、良いと考えている。元来、寒空はだかという人間も芸風も、万
人に優しいものではないのだ。
不用意に、足を踏み入れられても、責任はとれないのである。
でも、そう頑固にしていると、簡単にウィキペディアの情報を参考にされてしまっ
て、渋い顔になるのであった。
2019年3月某日 三月の雷獣
月もおぼろにスカイツリー、灯火もかすむ春の空……。
千駄木の細い路地、見上げる電線、3階の屋根ほどの高さを進む黒い塊。
「空を見ろ!ネコだ!タヌキだ!いや、ハクビシンだッ!」
左右に躰をくねらせながら、中空を歩いてゆく。分岐線から某家の壁にとりつき、
角をずりずりと降りてくる、その鼻筋に白いドーラン。
やはり、4年前に目撃したのは、ハクビシンであったな。
2019年3月某日 ひ(し)っこしのねえ野郎
2004年に初めてウェブサイトを開設した、ジオシティーズが、この3月一杯で閉
鎖になる。
無料の上に使い勝手もよく、情報発信に重宝してきたが、仕方ない。
この機会に各ページのメンテナンスをしながら、少しずつ引越をしている。自分
で、htmlのタグを打っているので、なかなか面倒である。
しかし、原始的に作っているおかげで、我が家で稼働中のうち最古、OS8.6のMac
でも、表示可能なのだ。
あらためて15年前の日記など読み返すと赤面ものだが、記録としてそのまま移行
するつもりだ。多少、データや、字の誤り等が気になるので、そのへんは、新しい
基準で、修正することもあるが、カイザンではなく、インペイの意図もないのであ
る。
全ての責任は、いわばまさに、寒空はだか本人にあるので、異論がある場合は、
真摯に対応して、丁寧なうえにも丁寧に、最後の一人に至るまで説明する所存であ
る。
……責任をとったり、説得するつもりはないということね。
2019年2月某日 洗濯の自由
明日ははや、弥生。天気予報。
「絶好の洗濯日和になりそう」「花粉、非常に多い」
洗濯物を外に干したいけれど……。
ズビズバー、助けてパパヤ♪
2019年1月某日 暴虐とは忘れ去ることなり
年末に買ったばかりの皮手袋を、どこかに落としたのである。
もともと、忘れ物だの落し物の得意なタチなのだが、このところ、加速度的に勢
いが増している。タチ(性質)であるから、もはやこれは治らないのであって、な
るべくそうしないように気をつけるしかないのだが、常にいらぬことを考えている
から、確認を怠るのだ。
しかして、映画を観おわった後、劇場を去る前、なくした手袋のことを思い出し、
少々落込みつつ、しっかり座席のまわりを確認し、もう一度振返る。「ゆめゆめ落
し物をしないように!」と頭の中が一杯だったおかげで……。
受付に預けた衣装(ガーメントケース)を受取るのを忘れたまま、電車に乗った
のであった。「受付にお忘れ物があります。」と連絡が来るまで気づかなかった。
後日、同じ手袋を購入。もう少し待てば、値下げになるだろうと思いつつ、売切
れてしまえば、また後悔するに決まっている。せめて、今度なくす時は、うまいこ
と、落した方をなくしますように。
2019年1月某日 謹賀新年
平成最後の一般参賀に、長蛇の列。今上陛下の人気もあろうが、閉店セールの好
きな国民でもある。
気をよくして、侍従に、ぽつり。
「もう一年やろうかな……。」
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