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2017年1月某日 ♪年の初めのため五郎〜
宝船を枕にした初夢で、その御利益か、私はカワミーと初共演を果たした。
場所は銀行の窓口、私が客で、銀行員が河美智子。
河美智子といえば映画黄金時代の東宝専属女優、女中役の第一人者。一万慈鶴恵
とならんで、気になる脇役女優である。出演作の3本に1本は、お屋敷のねえやだっ
たり、飲食店の店員役なのだ。
とりたてて美人でもかわいらしくもないけれど、画面に映るとなにか得した気分
になるのである。
本年の映画初めは、新文芸坐。初見の「接吻泥棒」(1960東宝/監督;川島雄三)。
川島監督+東宝総動員で、ごちゃごちゃ楽しいドタバタコメディ。冒頭で、令嬢・
団令子の支度を手伝うねえやが、いきなりカワミーであった。
というわけで、今年の抱負は、カワミーを女中に雇えるような、金持ちになるこ
とである。
2017年3月某日 ♪白亜の家の立ち並ぶ
慣れ親しんだ故郷の駅、「松原団地」の駅名が、「獨協大学前」に変わる。
言いようのない喪失感である。悔しいので、今後、何かに駅名を書く場合は、
「D大前」と書くことにする。短くて済むし。乱歩っぽいし。
2017年4月某日 愛国ベーキングパウダー
パンがダメなら和菓子を食べればいいじゃない!
■後日記 なんのことだかわからないだろうが、当時の「小学校の道徳の教科書検定で、登場する
パン屋さんを、愛国心を慮って、和菓子屋さんに修正した」という、笑止千万なニュースにあきれ
ての、たわごと。 2019.3.3
2017年4月某日 テロ等組織犯罪準備力不足
善良なる国民は、処罰される心配はないという。しかし、善良であるかを、悪事
を働く前に国家権力が決めてよい、と手放しに認めてよいものか。
だいたい、すすんで、善良で無くあろうと努める人間がいるのか。
そして、国家が常に善良であるという保障は、どこにもないのである。
たいていの、テロというものは、実行する者にとっては、正義にもとづいている
のだ。
悪いことをしている、と自戒しながら人殺しをするテロリストがいるか?
国家を否定する権利を剥奪されてたまるか!
……と、いきまいてみたのだが、人望と友人がない者には、共謀すらできないと、
ゴマメは、歯ぎしりするのであった。
2017年5月某日 ラクラク検挙ゥ法で、結党コントロール!
ままならない世の中へのうっぷんを、せめて、ここに書くことによって晴らそう
と思ったが、以前の日記を読んでみたら、気の利いたことはすでに書いてあった。
あらためて、エッセイスト・寒空はだかのファンになったが、本人には、進歩がな
いことになる。
歴史は繰返すという。
しかし、全く同じになるわけではない。らせん階段の1階上にたどりつく。
──ということは、私が書くまでもなく、よくいわれて来たことである。
気をつけるべきは、未来が、繰返しつつ進化してゆくというところなのだ。
テクノロジーの進化が後押しをする。良いことはより善良に。反対に悪いことは
より凶悪に進化する。
改正組織犯罪処罰法、あるいは共謀罪。
成立後の同法が、テロ対策に機能すれば、より簡便にテロ予防にはなることだろ
う。しかし、権力にたてつく力の防止に有効利用されれば、戦前の治安維持法など
より、はるかに高度な国民統制が可能になるはずだ。
安倍首相は、我々国民が、正当に選挙で選んだ結果、多数党の総裁として、今の
地位にいる。これはまぎれもない事実だ。
もちろん、当人に、人望や人徳があるかどうか、それは、国民それぞれ解釈が違
うであろう。
それでも、私たちが導いて来た結果なのだ。
日中戦争から大東亜戦争、そして敗戦。コテンパンに負け。
軍部の「悪い人」たちが起こした戦争に、善良なる国民がつきあって、ひどいめ
にあった、という歴史認識はまちがいだ、ということが、今わかる。
結局みんな、右も左も信用していない。自分が助かれば、世の中は、どうでもい
いのだ。私だって、本音はそうだ。でも、江戸ッ子かたぎを標榜してしまったから
仕方ない。タンカの一つも切るだけ切って、最終的には、残った貧乏くじをひくだ
けだ。
安倍政権を頂く現在の日本を見るにつけ、これすなわち、戦後憲法「日本国憲法」
のもたらした結果だとすれば、安倍晋三という人物を否定するために、憲法を改正
すべきではないか、と混乱している、2017年5月25日の、寒空はだかである。
2017年6月某日 AERA風
「もう一度記憶を呼び覚ましたところ」──強忘罪だね。
今治の問題だからって、タオルを投げ込ませてはいけない。
アベ、スガ、カケ、21世紀の印象操作派。
2017年6月某日 闇深し 隣は何をする人ぞ?
中間報告、採決、成立。狂謀、いや狂呆行為である。
──なんか洒落たレジスタンスを書いておこうと思ったが、面白くないな。
結局、日本の「一般人」は、お上の言うことをきくのが、好きなのだ。そんな一
般人を、あまねく笑わせなければいけないのであれば……。売れなくてもいいや、
と初めて本気で思った6月15日朝。
2017年6月某日 皮肉じゃないのよ、馬鹿なのよ、私。
例え話の多用はよくないけれど、今回の、大衆は、やっぱり安倍が好き、という
国会の結末。ジャイアンツのファンに、我々、スワローズやベイスターズファンの
気持ち、気概は、わからないのだ。
王者巨人軍とあろうものが、真っ向勝負をせずに試合を押切ったので、そのカッ
コウの悪さに、ファンの支持率は下がり気味の様子だが、やっぱり、伝統とカネの
チカラに、弱者(のつもり)の人々は、憧れてしまう。それは、仕方がないのだろ
う。寄らば大樹だ。
巨人の監督や選手を悪く言っても変わらない。安倍首相を、ひきずりおろそうと
することは、他球団のファンが、巨人ファンを自分のチームのファンに引き入れる
よう説得するという、難儀な課題である。
──巨人、順位表を今見たら、4位ではないか。プロ野球はとんと御無沙汰で……。
このていたらくでは、推論がなりたたなくなるではないか。
どうでも良いことだが、読売とチーム名を書くと、中途半端に、アベ新聞と関連
してしまうので、ここではその表現を避けた。上っ面で書いてはいるが、無駄にい
ろいろ、考えてもいるのである。
さて。
野党がふがいないのも問題だなどと、ネット上に書くことが、気が利いていると
思っている輩もナンセンス。民進党が頼りないのは、民主党時代にに政権を獲得す
る前から変わってないのだ。
自民と対抗させるために、本気で野党にがんばれと思うなら、共産党に票を入れ
れば、いいだけのことだ。
おっといけない。
仕事をそっちのけで、こう、うだうだと御託宣をならべているのは、ろくなもの
ではない。
ここは、毅然と主張しておこう。法務大臣を見習って、誠実かつ真摯なネタ作り
を行なって、国民に尽くす所存である。
閑話休題
どうにも気が晴れないときは、映画館に現実逃避。うっかり忘れていたが、シネ
マヴェーラ渋谷で、洋画のミュージカル特集が始まった。
デジタル素材なのは残念であるが、アステア、ジュディ、ジーン・ケリーといっ
た黄金期の、代表作から、なかなか劇場ではかからないものまでラインナップされ
ている。
「ザッツエンターテインメント」や、「──パート2」で、紹介されている中でも、
マイナーな作品は、かつて、新宿のTSUTAYAに足繁く通って借りて来たものだ。
ジミー・デュランテ出演の「姉妹と水兵」や、ミニスカートにシルクハットの、
りりしいジュディ・ガーランド「♪ゲットハッピー」の「サマーストック」。極め
つけ、名曲ぞろいの「キスミーケイト」。
面白いか面白くないか、と問われれば、「姉妹と水兵」なんかたいして面白くは
ないけれど、伝説のジミーの動く姿をみて、アメリカの恋人、ジューン・アリスン
にうっとりするだけでいいのである。
Brush up your shakespeare!
2017年6月某日 「築地は守る、豊洲は生かす。」
「奥サンとは別れるって言ったじゃない!」
「嫁は守る、お前は生かす!」
そんなことがうまく行くのかどうかは知らないけれど、経済的に大変なことは、
間違いない。しょせん、豊洲は不倫相手なのか……。
その発表の夕方、文化放送のニュースワイドのコメンテーターが、石田純一サン
(幻の都知事候補でもあった)だったのだが、そういう斬り方をしてくれなかった
のは残念。
2017年6月某日 勝手に宣伝 「ウソじゃないもん、これ。」
上々颱風の歌姫・白崎映美姐御のホームグラウンド、山形酒田の元キャバレー
「白ばら」支援クラウドファウンディング、6/29いっぱい。目標まであと少し。
https://motion-gallery.net/projects/shirobara_reborn
※銀行振込とコンビニ払いは締切。クレジット払いのみ受付。
[追記]
おかげさまで、消防法クリアのための安全対策費、350万円、オマケ付きで達成
できたとのこと。
御協力感謝、御礼申上候。
凍土遮水壁の350億の効果は怪しいが、350万の浄財は、白ばらを救うであろう。
2017年6月某日 誤解を招きかねない発言なのですぐ撤回しますが
稲田朋美防衛大臣の何がだめかって、第一に、あのメガネが似合わない。もっと
形のきつい、ザアマスメガネのようなフレームにするべきである。
いよいよという会見の時に、メガネをはずしたら、美人だった……、ということ
になれば、誤解だった、と認めざるを得ない。
2017年7月某日 擬態を持った渡り鳥
都議選の選挙運動最終日、秋葉原。ヤジに逆上して、自民党の惨敗のとどめを刺
したと言われる、総裁・安倍首相の発言。
「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです!」
ちょっと考えれば、ヤジを一瞬にしてシンとさせる、旬のフレーズがあったのに。
「このハゲーッ!」
開票結果を見た首相、秘書につぶやく。
「そんなつもりはなかったんですう〜♪」
まあ、私たち=「一般人」、こんな人たち=「テロリスト」という、先方の認識
があらわになって、良かったのだ。
さて、問題は、絶大な勢力を持ってしまった、都民ファウストの会である。先々、
都民は歌うようになるのだ。
「そんなつもりはなかったんですう〜♪」
2017年7月某日 猛暑参戦、熱湯五輪
♪暑中ゥ御見舞申上げますゥ。
7月17日は、キャンディーズが、日比谷野音で、「普通の女の子に戻りたい」と
言ってから40年。
それはさておき、こんな猛暑が続く、夏の土用に、パラリンピックやオリンピッ
クを開催するとは、狂気の沙汰である。
今からでも遅くないので、改めるべきだ、「東京我慢大会2020」と。
2017年7月某日 切札
ヒアリーの天敵はトランプ。
2017年8月某日 絵に描いたトック
北朝鮮のミサイル予告。
島根、広島、高知と3県の上空通過を名指しで威嚇。そのルートならば、当然、
通らずには飛べない、愛媛県が除かれているということは、すなわち、今治との関
連が疑われるわけで、ひいては、北朝鮮と加計学園・安倍政権との癒着を勘ぐらず
にはいられない。
2017年9月某日 パンダ 香香
日本をリセッシュ。
2017年10月某日 花粉症ゼロ──ゼロゼロ詐欺
なんでもかんでもゼロって、レオパレスか!
まあ、オレオレ詐欺だって、未だにだまされてしまう人はいるのだ。
2017年10月某日 アウフへー麺
共産党の書記局長、希望の党の代表、両方とも小池で、両党のイメージカラーと
カップ麺をひっかけて、赤い小池に緑の小池、というパロディをインターネット上
で見つけたときは、大いに感心した。自分で思いつかなかったのは非常に悔しい。
転じて、赤いきつねに緑のたぬきと、本人を暗喩する表現を見るが、これはギャ
グとしてはきれいでない。
容貌や言動から考えて、「緑のキツネ」としたほうが、パロディとしては高等で
ある。
ただし、小池サンがすするのは、元来、ラーメンなんだけどネ。
2017年10月某日 投票ららばい 夢がない明日がない
「衆議院議員候補、自分ファー主党、寒空はだか、最後のお願いにやってまいりま
した。
御存知の通り、わたくしは、皆さんが納得のいくまで、丁寧な上にも丁寧に、わ
かりやすくネタを披露してまいりました。浅草東洋館の観客動員は、戦後最高の伸
びを記録しています。
わたくしは、国難に斜めから立ち向かってゆきます。
少子高齢化に、いよいよ取組みます。
人づくり革命より子づくり革命、「生めよ殖やせよ」、憲法を改正して、不倫は
文化だと明記します。増税分は、お妾さんのお手当にまわします。2号さんの無償
化です。同時に、旦那さんは、肉体的負担が増大して早死にしますから、高齢化の
歯止めにもなります。
お妾さんという、雇用の創出にもなります。まさに、一石三鳥です。
北朝鮮には対話より圧力です。ミサイルを撃たれたら撃ち返します。ただし、弾
頭の部分に、爆弾つんだらケンカになりますから、かわりに、余ってる米とか、余っ
てるコンビニの弁当とか、投票券を抜いたあと捨て場に困った大量のAKBのCD
とかを載せて撃ち込みます。すると、向うも、拉致された人を内緒で帰してくれる
かもしれません……。」
──ちょっと真面目なことを書かせてもらうと、なぜ教育が重要かというと、目先
の調子の良い言葉に流されずに、情報を吟味する力と知識を養って、一人一人が、
より良い世の中にしてゆかねばならないからである。
哀しいかな、歴代、これほどまともな議論のできない総理大臣が、今また国のトッ
プに居座ろうとしている異常さは、人々にそれほど浸透していない。だから、自民
圧勝の予測が出て来るのだ。自民党の言うことを、妄信している人が多いのは、現
実なのだ。
国民は賢くない方が、政治を生業とする側には都合がいいのだから、教育の無償
化は、賢い国民をつくることが目的ではない。
理想は、為政者が御しやすい思想を植えつけること。幼稚園児に教育勅語を暗唱
させるなんて、まさに、総理Aにとっては、願ってもない協力者だったはずなのだ
が……。
「この国を守り抜く」。民を守るとは言ってくれないのだ。
2017年10月某日 夢よ叫べ
秋色(オレンジと茶色の中間色)の、ダブルのジャケット。
10月中旬、千駄木ほうろう、下北沢711、よみうり大手町ホールと、舞台衣裳に
使う。その大手町でゲストに呼んでもらったばかりの、春風亭一之輔さんの25日の
渋谷での独演会は、別の衣裳にするつもりだった。
午前中、ガンで闘病中の遠藤賢司さんが昏睡状態、というネットのニュースを見
て、当日も、同じ衣裳にすることに決めて家を出た。
夕刻、楽屋入り。一之輔さんから、そのジャケットの元の持ち主、純音楽家の訃
を聞く。
冷たい雨の渋谷。ソウサソンナ夜に、エンケンのジャケットで、「バカの壁」を
歌う。
2017年12月某日 大阪場所 ●○○○○やや
長年の不節制と不摂生がたたって、大阪出張中にダウン。繁昌亭昼席、1週間出
演の終盤2日間を病欠。
私の出番を楽しみにしてくださった皆様には大変申訳ないとともに、関係者各位
にも多大な迷惑をかけました。お詫び申上げます。
思えば、大阪乗込み当日から、いやな悪寒を感じてはいたのである。
初日こそ黒星スタートだったものの──これは体調とは別──、4連勝で勝越し
を決め、さて6日目。冬至の翌朝、ついに、立上がれず、ベッドの上からO支配人
に代演を相談。カラオケのリモコンで殴打さる、という理由は伏せる。
幸いにも、支配人の手配で、林家笑丸さんがつかまった。懐中電話を、初めて、
ありがたいと実感。
たとえ、劇場にたどりついても、流れを乱すだけの不穏な高座になったであろう。
楽屋にとっても色物病人は迷惑である。じくじたる思いというのは、──字は書け
ないけれど──こういうことか。情けないことこの上なし、自業自得である。
来年、舞台デビュー30年を迎えるけれど、病気や怪我で休んだ記憶はないのだ!
……つまらなくて降板の憂き目にあったことはあるけれど。
クリスマスの巷を、悄然と東京にたどりついて、そろりそろりと年末を養生。恢
復が早いのが、なんだか後ろめたいが、横浜にぎわい座の大晦日公演で、大爆笑の
うちに2017年をしめくくるのであった。
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