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2015年元日 羊と¥は似ている

♪光まぶしいニッポンに ひとつの命が羽ばたいた
 その名はマルス ジェッターマルス
 時は2015年     ──「マルス2015年」(作詞;伊藤アキラ)

「鉄腕アトム」を、手塚治虫が自らリメイクした「ジェッターマルス」。その未来
が今年である。あの頃の未来に僕らは立っているのかな?

 昨年はなかなか調子が良かったので、このままその調子に乗りたいものだが、こ
ちらが調子に乗っても、いつ突然大災害がくるやも知れぬ。正直なところ、あまり
今年に期待はしていない。灰色の未来を想定しておいた方が、良きにつけ悪しきに
つけ、いざという時に、気が楽である。
 というわけで、今年も、「昔は良かった」と、後ろ向きに生きたい。過去は常に
美しい。なぜならば、記憶はいくらでも美化できるからである。未来は全て現実だ。
現実は、シャレにならない。
 寒空はだかが、過去をネタにするのは、勉強不足なのではなく、今に目を向けな
い方が幸せだからなのである!
 ……と、まあ、それは冗談であるが、3ヶ月先とて何があるかわからない。しか
し、明日一日は幸せであるように、二度と来ない今日という日は大事にしたいもの
だ。

♪はだか はだか 君はどこへ行く
 はだか はだか 寒空はだか


2015年1月某日 耳をすませば

 何の根拠もない憶測だが、町中で四六時中イヤホンを着けている人を見るにつけ、
空気中を伝わって来る音を聞き分けることに、鈍感になりはしないか、と危惧する
のである。
 聴力自体の衰えというより、まわりの音を、自ら進んで聴き取ろうとする力が、
なくなりはしないか、ということである。
 脳内で補正する作業能力が欠如する。
 ある世代より下には、演芸場でも、映画館でも、音はイヤホンから直接聴きたい、
そう思っている人がいそうだ。客席間についたてを立てて、音はイヤホン(ヘッド
ホン)で、という映画館は、近い将来出現するだろう。
 クリアーな音でなければ、聞く耳を持たない人が増加するというのは、我々の職
業にとっても、そして趣味の映画の世界にも、なかなか、厄介なことである。

 スタジオでアフレコをしない、同時録音の映画、特に古い作品には、フィルムの
劣化をさしひいても、実際にききとりづらいセリフがあって、気になることも多い。
しかし、「生きる」の志村喬のセリフは、聴き取りにくくても、伝わるはずなのだ。


2015年2月某日 紅茶の美味しい交叉点

 団子坂下、角のミスタードーナッツの2階。
 交叉点を見下ろすカウンター席。
 四隅の建物の背も低く、今でも都電が似合いそうな、こぢんまりとしたサイズの
交叉点は、不忍通りでも、今や貴重である。私が勝手に選んだ谷根千の七不思議の
1つ、かつてのゲームセンターカンカンの跡地に私は腰掛けている。
 谷根千七不思議。ラーメン彦龍、長命源、喫茶アドリア、あとなんだったか。

 千駄木にミスドが復活しても、あまり行かなかったのだが、久しぶりに、チョコ
ファッションなどをかじりつつノートを広げている。もうしばらくすると、界隈に
観光客があふれるだろう。
 ネタを考えつつ、行き交う自動車を眺めていると、黒いタクシーが増えたことに
気づく。
 大阪のタクシーは以前から黒塗りが主流だったと記憶する。運転手が蝶ネクタイ
だと、より大阪らしい。
 一方、東京は、ツートンカラーの車体が多かったはずだ。名古屋でおなじみのレ
モン色、犬のマークのタクシーが東京に進出してきた時は少々驚いたが、いつの間
にか消えてしまった。
 地面の下では、かれこれ3年越して、地下鉄の駅の改装工事がだらだら続いてい
る。全体の完成を待たずに、地下ホームの線路側の安っぽく改装された壁は、泥水
で汚れてきている。
 エレベータが設置されたのは良いことだが、それ以外には、長い間、階段やホー
ムを狭めて、不便を強いられる代償にありがたみがない。
 唯一感心したのは、線路の上の天井のコンクリートを真っ白に塗り直したこと。
4年前、震災で盛んに節電していた頃に、壁や天井を白く塗るか煤を落とせば、そ
れでずいぶん効果があるのに、と思ったものだ。
 仮囲いで狭くなっているホームの壁に、改装前のホームの写真と、後のイメージ
パースがならんでいる。
 改装後の様子は、前より明るく、ホームの幅も広く描かれている。
 ところがよく見ると、前の写真はもともと幅の狭い、ホームのはじで、後のパー
スは改札付近の広い箇所だ。
 意図的ならば馬鹿にしているし、無意識なら、もっと始末が悪い。

 さて、店内に子供連れが目立ってきた。うっかり3回目のコーヒーのおかわりを
受けてしまったが、ぼちぼち河岸を代えようか。


2015年3月某日 疑心天鬼

 天気予報で晴れるというから洗濯をする。雨が降らないまでも、曇りのままで洗
濯物がなま乾きだからといって、予報ならば、はずれても仕方がない。
 欲しいのは降水確率よりも、的中確率だ。晴れの予報をした人の、自信のほどを
教えてほしい。
「東京地方、明日は晴れ、的中確率は20%。」
 どう転ぶかわからない空模様だといってくれたら、当たらなくてもあきらめる。


2015年3月某日 花粉症花粉症で半年暮らし

 弥生三月。今年は早めに確定申告を片付けた。税務署への近道は、年に1回しか
通らない、細い路地。毎度、近道するつもりが、結局、入り口を間違えて、少し遠
回りになるところを、何年かぶりに正解で通過。
 この時季に悩まされる花粉症、その点鼻薬もすでにもらってあるので、万全に春
を迎えられる。
 近所の家の庭から塀越しに伸びた枝には、白梅が満開に。まず春を実感するのは、
坂の下の、この家の横を通る時なのである。
 JRのダイヤ改正で、上野止まりの電車が、東京方面に直通になる。どうもしま
りがなくてよろしくない。
 地下鉄の千駄木駅は、いよいよ工事が終盤。ホームの照明が明るくなった。明る
過ぎる。改装前のように薄暗いぐらいが、千駄木には似合っている。狭くなってい
た階段を守る、良く声の通る警備員の小父さんとも、もうすぐお別れである。
 駅到着時の車内アナウンスから、駅名が省略されて久しい。どうも落ち着かない。
しかも、ホームの駅名呼称アナウンスは、おとなしくなって、総じて車内では聞こ
えない。
 では、ホームの方をやめて、車内の方を復活させた方が良くないかね?スマート
フォンにうつつを抜かす輩の多い今だからこそ。降りる客がだらだら続くようになっ
たのは、到着駅名の省略とスマホの普及、これと無関係とは思えない。
 富士通のらくらくスマートフォン3のCM(インフォマーシャル)、ひとまず放
送期間が終了したが、4月からまた再度、放送が決まった。めでたい。


2015年6月某日 代用魚業

 世の中が進んで便利になればなるほど、私にとっては、楽しくない社会になって
ゆく、というのは、この五十年で実証済みであるから、もはや未来に希望というも
のは、無い。
 昔は良かった。

 だがしかし、5月の終わりに、すばらしいニュースが飛込んできた。
「ナマズのウナギ味化に成功、近畿大学」

 しかも、品種改良や、遺伝子操作ではなく、水とエサを工夫しただけだという。
蒲焼にして試食させたところ、食感も含めて好評だというのだ。
 つまり、やりようによっては、サンマの蒲焼缶の味のするナマズの蒲焼もできる
ということである。
 もう、子孫にウナギを残す必要はない。我々の代で食べつくしてしまおう。あと
は、ナマズをなんとか巨大化して、ヒゲと背びれを切って漂白して、イルカに見え
るよう、改良してもらいたいものだ。

 近畿大にノーベル賞を!キモ吸いもつけてね。


2015年6月某日 ハクビ見分け教室

 近所でハクビシンを目撃。
 東京でも繁殖していると話題のハクビシンを、動物園以外で初めて見た。
 夜、スーパーからの帰り道、ずんぐりとした猫のような動物が、のっそりと通り
過ぎる。
 はじめは猫だと思ったが、どうも様子が違う。私の猫の鳴きまねにも反応しない。
以前ほどきれいな「にゃーお」は出なくなってしまったが、それでも、自覚のある
猫なら、おざなりにでも反応するのだ。
「ハクビシンだろ?」と後ろ姿に声をかけてみたが、なおも反応はなく、民家の脇
の茂みに消えて行った。答えないのがかえって怪しい。
 実際には暗かったし、一瞬しか顔を見ていないのだが、タヌキに似た顔だった。
特徴である鼻の白い筋があったかはあいまいだが、鼻が前に伸びているように見え
たから、それは鼻の筋のせいだろう。
 後ろ姿だけで、東宝の常連端役の一万慈鶴恵を見分ける私・寒空はだかの眼力で
ある。松竹の谷よしのだって、日活の榎木兵衛だって、ちらりと映るだけでも鑑定
士達にはわかるのだ。エキストラの上(等)のような役でも、ただ出没するのでは
ない。生息場所、生態といった固有の特徴があるのだ。
 というわけで、例によって話が映画にそれたが、たとえ鼻筋の白さを確認してい
なくても、あの雰囲気はハクビシンにまちがいないのは明らかだ。たぶん。


2015年6月某日 首相のレッテル

 日本のリーダー・安倍首相が、どう見ても、賢い人に見えない、語弊があるなら、
頭の切れる人に見えない。肚に一物あるように見えない。
 これは非常に不安なことである。反論する時の、あのたどたどしさ。一国のトッ
プたるもの、もうちょっとハッタリをきかせてくれないか。
 あんなに感情のコントロールの下手な人に、日本の首相を任せているのは情けな
い。

 敗戦から5年後に公開された映画「女の四季」(1950年東宝/監督;豊田四郎)。
 総理大臣を夢見て国政選挙に落選し続け、ついに家まで差押さえられたが明るい
渡辺篤。大陸から引揚げて来た若山セツコが訪ねて来る。畑で演説の稽古をしてい
る篤、威勢だけで内容はない。
 がらんとした家の中で、選挙はもうこりごり、という篤。若山はリップサービス
に、演説を聞かせてと言う。その流れで、内容なんか秘書官が考えてくれるからど
うでもいいとうそぶいた後、篤はこう言うのだ。
「総理大臣は、貫禄だけが必要です。」


2015年9月某日 新安保法制成立

「憲法がどうのこうの言ってる時間はないのだ。アメリカと約束しちゃったから!」
という分析が、もっとも腑に落ちた。
「国民のため」と安倍首相は言うけれど、領民だと思っているのだろう。
 本当に領民のことを思ってする賢い選択ならば、世論が反対しても無視して良い。
しかし、殿様の気にしているのは、領民より、アメリカ幕府の御機嫌だろう。
 本気で国民を大事に思うなら、「違憲であろうがなかろうが必要なのだ」と真摯
に説得するはずである。
 安保法制に疑問を抱く人を、まじめに説得するつもりがなかったことは、のらり
くらりかわすだけの答弁を聞けばわかる。最終的に、採決すれば可決できることは、
わかりきっているのだ。

 ルール上は違反ではなかったとしても、あんな勝ち方は、やはりずるい。


2015年9月某日 一億、そう活躍しなくても。

 見るのもヤ(嫌)、言うのもヤ、聞くのもヤ。──新三本のヤ。


2015年9月某日 おかしいだろ、これ。

 人間かまくらを見て、誰も「バカの壁」を想起してくれないのはさびしい。


2015年10月某日 美しい人へ

 一人一人が活躍する、というのと、一億総てが活躍する、というのはイコールで
は無い気がする。そのあたりに、「一億総活躍社会」という造語の気色悪さが感じ
られるのだ。各個人が活躍する社会で良いではないか。活躍の仕方は様々である。

 自分の属する民族が、他より優れていると誇りたい人の気持ちは良く分かる。自
己が優れているという自信が持てないのである。あるいは、過信している場合に、
周囲を無理矢理、追随させようとするのだろう。


2015年10月某日 オクトーバーを返すようですが

 オフィスねこにゃ主催のソロライブを終えて、今月も峠を越した。後は、個人的
にはいろいろあるけれども、気楽なものである。
 とはいえ、ラピュタ阿佐ヶ谷と神保町シアターの次の特集が始まるので、ぼーっ
としてもいられない。月末の新文芸坐も見たい作品が重なって、時間のやりくりが
つかない。
 31日には、弱つよむさんとの会があるので、皆様は乞御来場。このところは上り
調子なので、……御安心なく。

 今月は、特筆すべき音楽絡みの仕事が2本。片やジャズのビッグバンド、こなた
吹奏楽団。どちらも大人数をバックに歌わせてもらう機会をもらって、幸せであっ
た。
 前者は、十年以上のおつきあい、“studio FOUR Big Band”のジャズライブ。
 後者は、桂九雀師匠と上方からやって来た「セントシンディアンサンブル」の一
座、吹奏楽落語「忠臣蔵」の会。両バンドとも職業楽団ではないが、非常に練度の
高いチームである。

 10月3日、ジャズ専門のライブハウス、新宿SomeDay。
 オリジナル曲を数多く持つこのバンド、スタンダードナンバーも加えて、軽快に
スウィング。なければないですむのだろうが、司会役を仰せつかって、間を繋ぐ。
 小生、ジャズに関して、あまりくわしくはないものの、気心の知れたバンドの司
会なので、リラックス。前回やった時はもっと固くなっていたと記憶する。それな
りに知識も詰込んで下準備した甲斐あって、自画自賛になるが、良くできたのでは
あるまいか。
 坂本九さんの名曲「ともだち」を、恥ずかしながら伴奏してもらい、歌う。念願
がかなった。ビッグバンドのアレンジと演奏が格好良いこと。

 10月11日、亀戸カメリアホール。九雀亭100回記念「吹奏楽落語・忠臣蔵」。
 メインは休憩後の、約50人のブラスバンドをバックに、九雀師匠が語る忠臣蔵。
ハメもの(音曲)入りの落語が、江戸落語よりポピュラーだということもあろうが、
非常にバランスよく融合した語りと音楽の作品に感激する。地噺だから成立つ部分
も大きいが、落語に何か足すのは非常に難しいのである。
 ホールで聴く吹奏楽団の心地よさ。そして、それを受止める落語のスケールとい
うものが、思った以上に大きなものであることを知る。
 私は前半の彩りとして、おなじみのところを。おまけに「スカイツリー音頭・決
定版」を伴奏してもらう。合わせるのは当日のリハーサルが初めてなので、私が合
わせられるのかいささか心配であったが、浮揚がるかのような気分で歌い終えた。


2015年11月某日 「鉄道授業中」正誤表

 渦36回公演「鉄渦14号」、下北沢・しもきた空間リバティにて。
 金沢発名古屋行の特急「しらさぎ」が岐阜でスイッチバックして、と熱く語って
しまったが、大間違いであった。「しらさぎ」のスイッチバックは米原である。私
が云わんとしていたのは、高山と名古屋を結ぶ「ひだ」号の話であった。
「しらさぎ」のスイッチバックは米原だという指摘を目にして、恥ずかしい限りで
ある。申し訳ない。面目ない。偉そうに知識をひけらかすネタは、気をつけなけれ
ばならぬ。確認作業は鉄道の命、タ、シ、カ、ニ。
 思い込みの激しい性格を省みるとき、鉄道員にならなくて正解であった。


2015年11月某日 「あなたの命」をください。

 映画館でチケットを買う時に、1スクリーンしかない劇場でも、なるべく、タイ
トルを言うことにしている。
 恥ずかしいタイトルの作品もあるけれど、時にはこちらで時間を勘違いしている
こともあるから、確認の意味もかねている。
「今日の閉店時間は何時からでしたっけ?」

「脱獄囚1枚。」
「ならず者1枚。」
「不敵な男1枚。」
このあたりは、口に出して言うと、恰好良くてよろしい。

 千円札を出しながら、
「カレーライスください。」
これは、ねらい通りにウケた。

 可憐な窓口嬢を前にして、言いたくても言えないこともあった。
「くちづけ……、ください。……招待券で。」


2015年11月某日 ♪マンボジャパニーズエッサッサ

 そんなに急いでくれなくてもかまわないのだが、JRの高速バスドリーム号は、
定刻より20分も早く、土曜朝の大阪駅に到着。駅内の喫茶店でコーヒーを飲む。
 本日の宿は、初めて泊るホテルだ。部屋が空いていれば朝からチェックインでき
るというし、荷物も預けたいから、まずは行ってみることにする。
 大阪は今、部屋を取るのにひと苦労である。海外からの観光客が増えている一方
で、古いホテルの閉鎖が相次いでいる。以前は、インターネットで探せば、3〜4
千円台でも、そこそこの部屋がとれたものだが、昨年あたりからダンピングもあま
り無くなり、土曜日などは1ヶ月前でも軒並み満室だ。元来、ビジネスホテルの週
末は空いているものだったのだが。
 仕方がない。今回の関西滞在は1泊だけなので、話の種にもと、今までは敬遠し
ていた超高級ホテルに泊ることになった。
 新今宮、……大阪の方はピンとくるであろう。
 シングル素泊まり1泊2150円。
 バス通りをはさんで向いは釜ヶ崎、有名な巨大職安、あいりん労働福祉センター
の正面である。横を南海のラピートが走り抜ける。
 もちろん、かつてのドヤ街もかなり様変わりして、特に通りのこちら側は、アジ
ア人御用達の安ビジネスホテルが林立。バストイレは共同だが、wi-fiは完備。
 まだ部屋の準備はできていなかった。天気もよいので、午前中は、チンチン電車
の旅とする。
 いつのまにか南霞町から新今宮駅前と名前の変わった、ガード下の停留場。かつ
て焼討ちで名を馳せた薄暗い停留場で待っていると、思いがけず、緑一色に塗られ
た阪堺電車の主、164号車がガラゴロとやってきた。昭和3年製の米寿。なんと
87年間現役のオールドタイマーである。
 大きな窓から冬の陽射しを受けながら、ぼんやりと路面電車に揺られている。ま
さに夢を見ているようだ。終着駅の「あびこ道」で、今度は最新鋭の超低床3車体
連接車「堺トラム」にバトンタッチ。終点の浜寺駅前に久々に降立つ。すぐ脇にあ
る、これまた古い、明治に建った南海浜寺公園駅。東京駅を設計した辰野金吾が所
属した事務所の手による、瀟洒な木造駅舎だが、高架化工事が始まって、周囲に柵
が立って窮屈そうだ。移築を待つ身らしく、塗装がはげたりして痛々しい。
 帰りは、清明通から天下茶屋(てんがちゃや)の商店街を散策。昨日、ラピュタ
阿佐ヶ谷で観た「お父さんはお人好し」(1955年大映京都/監督;斎藤寅次郎)
の舞台が天下茶屋。60年後の、アチャコと浪花千栄子の街にいる。
 北天下茶屋停留場ホームにある、その名も喫茶「コーヒールンバ」で一憩。コー
ヒーにサンドイッチとミニサラダがセットで350円であった。


2015年12月某日 新東京オリンピック

 より高く! より大きく! より手間をかける!


2015年12月某日 「待ってたのに!」

 役立たずの神様は、浪曲も大好きかね。


2015年12月某日 自戒予告

 ゆるくても、ぬるくはならないように。


2015年12月某日 ゆく年くる年

 大晦日が終わっていきなり正月とはせわしない。
 間に一日くらい、インターバルとか、セッティングタイムとか幕間とかあっても
良いのではないか。特に2016年は1日多いのだから、2月29日を作るより、12月
32日または0月0日を作ってくれた方が、ありがたい。



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