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[ものぐさ枕2008.6.23]
  2008年6月23日の日記。
  書き上げてみたが、冗長なので、推敲を重ねたものを、本編に掲載。
  普段も、たとえ短い文章でも、そのように時間がかかっている、といことなのだ。


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2008年6月23日 (月) ソロライブ「銀座ムード」

 来場者も、そうでない方も、ソロライブの日くらい日記を書かないとつま
らなかろうが、今回は自分の出来にさほど不満がないので、いつにも増して、
意欲がわかない。極端にいえば、終わってしまったライブの後に、あえて付
け加えて伝えたいことがあるとしたら、それは全て言訳ではないか。
 不満がないというのは、完成度が高いというのではないのであって、当人
の実力からすれば、あれだけできれば良い、というあきらめのつく品質であっ
たということだ。この「あきらめる」という技を手に入れることにずいぶん
と今まで時間を要してしまった。やっかいなことに、思い通りにできなけれ
ば後悔するし、かといって完璧にできてしまったら、つまらないのである。
 もともと、舞台の内容をここで書いてもあまり意味はないのだ。会場に居
合わせた方には、そこで焼付いたものが全てである。もし記憶に残っていな
ければ、その程度のものだった、ということだ。まして、ネタなんか、すぐ
に忘れてもらって、万たび新鮮に受けてもらったほうがありがたい。思い出
せなくても、幸せな感覚だけ残ればそれでよい。一方、不幸にも来場しなかっ
た方に、限られた字数で、当日の面白さを伝えようとしても無理だ。
 たった1行、「出来のいいライブができて満足。お客さんも良かったね。」
でいいのだが、そんなポジティブな日記、寒空はだかとしては、ずるい逃げ
方だ。
 さて、ゲストの最鋭輝(モトキ)さんは、1人きりでグループサウンズの
幻想を全ての観衆に共有させる。その魅力を余すところなく発揮して、興奮
のるつぼ。エンターテイナーここにあり。しかも、今回お願いした時間に5
秒と狂わなかった。
 80人足らずで独占するにはもったいない夜であった。ごめんなさい。

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