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【141】野を駈ける少女(1958松竹大船)監督;井上和男
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 本家と分家、封建主義に縛られた、高原の里、「花生(はにゅう)」。
 舞台は信州、諏訪平の入口、富士見。ロケに使用されたばかりでなく、地名も明示
されている。オープニングとエンディングに映る上路式のトラス橋は、国鉄中央本線
(東線)旧線、初代・立場川橋梁。付替えられて廃止になったが、2020年現在でも、
新線の北側の車窓に臨むことができる。
 季節は夏。
 桑野みゆき山本豊三。仲良く、吹替なしで、霧ヶ峰高原で馬を駆る。


桑野みゆき…イソザワ分家シンヤ(新家?新屋?)の娘・野枝(のえ)
山本豊三……東京から来た大学受験生・勇(いさむ)  乗馬クラブ所属
望月優子……桑野の母“かず”  戦争未亡人、本家に頭が上がらない
三上真一郎…村の青年、桑野といい仲・源一
村瀬幸子[俳優座]…本家の主“すゑ”  上諏訪に楽器工場を持っている

左卜全………本家の下男・作爺(さくじい)古くから村瀬に仕える。本作のスパイス
瞳麗子………家出同然の、三上の姉・秋子  盆踊りに長野からひょっこり帰郷する
竹田法一……三上の父“松造”
櫻むつ子……三上の母“とき”
藤木満寿夫…三上の弟、少年・義雄
北原隆………豊三の東京の友人、本家の孫・達爾  かつて瞳をキズモノにした
青江奈美……北原の妹、本家の孫・綾子  北原と共に帰郷
田村保………村の青年、俊夫
平石真理生…村の青年、田村の彼女・ミサ子
吉野憲司……村の青年、勝次
後藤泰子……本家の女中、光子、ミッちゃん

水木涼子……“百姓女”  冒頭、豊三が道をきく女
日向三平……村の青年“栄治”
千村洋子……村の青年  クレジットでは“村の娘”、青年会(句会)の出席者
谷よしの……“おかみさん”  クレジット有もセリフ無、盆踊りの群衆、踊り手


※墓標によると、桑野の亡き父は、「五十沢惠太郎」、伍長。

【盆踊り】
「エーヨー節」おそらく地元の謡い手
「おこさ節」田村保&平石真理生
(曲目不明)桑野みゆき
  ♪ハアー お諏訪さまから太鼓が響く
   今宵ひと夜の盆踊り
   (ハァ踊ッテ囃セバ)
   夜が更ける夜が更ける

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