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【181】(あした)明日の夢があふれてる(1964松竹大船)監督;番匠義彰

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主な舞台は浅草界隈、サテライトに群馬の桐生。
季節は秋。カレンダー9/10月、セーター、渡良瀬川土手のススキ。
天ぷら屋の軽トラックは愛知自動車コニー360。ガソリンスタンドのピックアップ
はプリンス自動車マイラー34系、ツリ目の4灯、ブルーの車体。勝呂の自家用車は、
ちょっと古くさい、黒のダットサン1000。
桐生に里帰りする月丘が乗るのは東武の急行、5700系青帯車。
高揚感あふれる東京モノレール走行シーン、羽田で飛び立つ日航DC-8。
松山が落語の稽古をする上野東照宮、動物園の懸垂式モノレールも登場。
主人公は三田明、主役は鰐淵晴子と勝呂誉。シニアの三角関係が月丘夢路をめぐる
益田喜頓と佐野周二。職人コンビに世志凡太となべおさみ。
侠気あふれる三上真一郎、あどけない柏木由紀子、そして落語狂いの松山英太郎。

 ◆キャスト◆

鰐淵晴子………浅草の老舗・天婦羅「天勝」の娘・アユコ、自他ともに認める強情者
勝呂誉…………青年実業家・エンドウイチロウ、鰐淵に一目惚れ
三上真一郎……勝呂の友人、鰐淵の店の常連、ガソリンスタンド店員・ミキテツヤ
月丘夢路………料亭「芳村」女中・イサコ、夫とは死別
益田喜頓………浅草「天勝」主人・ツガミ、男ヤモメ
佐野周二………勝呂の父、銀行家・エンドウ、喜頓の恋敵、妻有り
三田明[ビクター]…「天勝」の出前持・アキラ、月丘の息子
柏木由紀子[新人]…三田と同郷の恋人・チコ、築地市場勤務
松山英太郎……鰐淵の兄・ヒロシ、「全落連」全国大学落語研究連合会
世志凡太………「天勝」の職人・キンさん、真面目な板前
なべおさみ……「天勝」の職人見習・ヨシさん、お調子者
真理明美………三上のガールフレンド・ナナコ、「安藤玩具」の社長(北竜二)の娘
中村晃子………松山の彼女・ユキエ、「東西貿易」社員

穂積隆信………元「安藤玩具」の営業部長、パテントを横取りして乗っ取り工作
北竜二…………「安藤玩具」社長・アンドウ、真理の父、三上の恩人、向島あたりか?
大泉滉…………天才発明家・コイズミ
初名美香………バーのマダム、穂積とあやしい雰囲気
八代起世美……「芳村」の女中・ナミちゃん、本作では目立つ役
後藤泰子………「天勝」の女中・ヤッちゃん
小田草之介……築地市場、柏木の同僚 おそらく海産乾物問屋「和田久」
桂小金治………「東西貿易」社長「権田」、全落連顧問、松山の就職面接で小噺の模範演技
稲川善一………「東西貿易」常務「平田」
菅原文太………【桐生】月丘の亡夫の弟
水上令子………【桐生】柏木の母親、川で染め物をさらす
山崎猛…………【桐生】三田の旧友・カシ、職工風

山吉鴻作………「東西貿易」専務「瀬川」
土紀洋児………「東西貿易」重役
高木信夫………「東西貿易」重役
朝海日出男……「東西貿易」重役
土田桂司………「東西貿易」重役
鬼笑介…………「東西貿易」重役、メガネ
大杉莞児………上野の浮浪者、松山の露天稽古に喝采
佐藤芳秀………「安藤玩具」社員
林洋介…………「ワンビシ産業」亜細亜石油浅草千束給油所店員
隼信吉…………「芳村」の下足番
    ………初名のバーの女給・ノリちゃん
    ………初名のバーの女給・ユキちゃん


●浅草・天婦羅「天勝」 ※室内セットのみ
喜頓、鰐淵、三田、世志、なべ、後藤
二階の物干し台からは国際劇場正面を遠望。(セット夜景)

●料亭「芳村」 設定場所不明 ※室内セットのみ
月丘夢路、八代起世美

●「亜細亜石油浅草千束給油所」 ※ロケ
三上真一郎、林洋介(ほんのちょっと)

●「安藤玩具」
北竜二、真理明美、佐藤芳秀

●「東西貿易」 就職試験口頭試問(面接) ※室内セットのみ
小金治、山吉、稲川、土紀、土田桂司、鬼笑介、高木信夫
大の落語好きの社長・小金治のウケを狙って小噺を披露する松山に業を煮やし、
小金治自ら模範演技。最後に椅子から転げ落ちる大技を披露。
「くせー者!」「ニオウか。」

●魚河岸・築地中央卸売市場 ※ロケ
柏木、小田草之助


●浅草寺
雷門
本堂、三田を連れた鰐淵と勝呂の出会い
勝呂の小型自動車が鰐淵の着物に泥をはねる

●上野東照宮、階段上
中村に連れられて松山が落語の青空稽古
バックにイソップ橋と懸垂モノレール
浮浪者・大杉莞児たちにひやかされる

●待乳山聖天(まっちやましょうでん)前
出前の三田が大泉のリモコンカーを自転車でひいてしまう
アパート「春秋荘」大泉がかくまわれたアパート、看板によれば浅草聖天町2-8、
現・浅草6丁目

●水上バス
公休日、三田と柏木のデート
吾妻橋をくぐって南下
(浅草から日の出桟橋まで乗って、浜松町からモノレールというルートだ)

●東京モノレール
モノレール運転席視点の高揚感、急坂を登ると視界が開けて東京港
三田と柏木、車内ロケ有り
「自動車より早いね。」

●羽田空港展望デッキ・ガイド放送あり
飛び立つ日航DC-8
三田に柏木が、郷里へ帰ることを告げる

●木場、ラストシーン
「のれんと花嫁」の貯木場、江東区平野3丁目、六中裏


●桐生市(群馬県)
東武赤城急行走行、5700系青帯車、ヘッドマーク付、車内ロケで白カバー付き
シートに座る月丘
新桐生駅、ゼブラカラーの東武バス(ミッドシップ)「桐生天神町」行に乗
込む月丘
桐生市街へ向かうトラス橋・錦桜橋で渡良瀬川を渡る
織物工場「森秀織物」(実在)、月丘を迎える義弟・菅原文太
川で染物をさらす水上令子(柏木の母)
月丘と三田親子、高台の上の墓地に墓参り



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