■漫談家・寒空はだかウェブサイト窓口 紹介 予定 随記
 ■ここは趣味のページ 即席映画狂トップページ


 ■即席映画狂■

【205】お嬢さん三度笠(1960大映京都)監督;安田公義
  →
【205】概要(即席映画狂) →【206】 →【204】

 大映東京の準看板女優、仁木多鶴子弓恵子に、普段は脇役の宮川和子を加え
た三人娘を、京都に連れて行って時代劇の主役に添えた、いかにもB級感漂う作
品。仁木多鶴子は筆者のお気に入りだし、宮川和子が主役陣の一角というだけで
も嬉しいのだが、正直、期待しないで見たら面白いこと!
 観客を上手に欺く脚本の巧みさに恐れ入ったが、それもそのはず、小国英雄
のであった。
 2022年、ラピュタ阿佐ヶ谷の大映バイプレーヤー特集で、ほとんど稼働歴の
ないこの作品が発掘されて、観客からも絶賛された。2025年3月に、再び弓恵子
特集で上映される予定でラインナップされたが、なんと、あるはずのプリントが
廃棄されていたという悲劇。ラピュタのイシイ支配人は、ショックで3日間仕事
が手に付かなかったと嘆いていた。
 登場人物の正体が、最後まで判明しない、非常に良く練られた脚本を、それぞ
れの若手役者が適材適所、活き活きと演じている。
 同じ三人組で「東海道ちゃっきり娘」(監督;加戸敏/脚本;八尋不二)、現
代劇の「銀座のどら猫」(監督;井上芳夫/脚本;下飯坂菊馬、田坂啓)と、同
年に続けて封切られたが、「東海道ちゃっきり娘」は、いささか底の浅いドタバ
タで残念。

 時は幕末。やくざの娘、町娘、大名の姫君が、ひょんなことから旅がらす、旅
は道連れ世は情。二転三転のロードムービー。
 せめても慰みに、ストーリー公開。ただし、観覧当時、見終わってから思い出
しつつ書き留めているので、若干の間違いは御容赦。
 2022年10月31日、11月4日、5日。於;ラピュタ阿佐ヶ谷。


 【キャスト】   
▼舞台▼ ▼ストーリー再現▼ ▲ページ冒頭▲

仁木多鶴子……おクメ、沓掛のニヘエ親分(清水元)の娘
宮川和子………おミネ、江戸から来た町娘(実は木鼠小僧)
弓恵子…………信姫、武州忍藩(行田)の姫
小林勝彦………シンゾウ、小間物屋(実は大前田エイジロウ)
北上弥太朗……ヨサブロウ、遊び人風(実は大目付名代・村垣與三郎)
真城千都世……ヤエ姫、上州安中藩主イタクラ伊予守の姫
丹羽又三郎……宮川の兄、小諸藩士・カトウシュメ

鶴見丈二………弓の弟・小諸城主マキノヤスタダ ※「丈」に点あり
嵐三右ヱ門……ホンマチのチョウベエ親分
南部彰三………連雀町の喜三郎親分
清水元…………沓掛のニヘエ親分
本郷秀雄………清水元の乾分・カメスケ
荒木忍…………小諸城代家老・ホンマケンモツ
羅門光三郎……渡世人、「大前田エイジロウ」の顔を知っている
伊達三郎………安中のセンエモン親分(またはその使い)
美川純子………売られるところを助けられる娘
左卜全…………本庄の「旅籠小松屋」の客
尾上栄五郎?…キュウベエ親分

   ▲ページ冒頭▲  ▼ページ末尾▼

【登場する場所】(設定)

忍(おし)、現・行田
本庄
温井川渡し
岩鼻番屋
高崎
イタハナ(板鼻、現・安中市内)
安中
小諸
沓掛

◆◆ものがたり◆◆ 脚本;小国英雄 ▲キャスト▲

[大映マーク(仮称;彫刻刀)] [タイトル/スタッフ/キャスト/監督]
 ♪旅は青空、三人娘〜
おそらくは本人達の歌う主題歌に乗って、浅間山麓を行く、旅姿三人娘。
「監督 安田公義」  

【プロローグ】
「弘化三年六月二十二日」杉並木を行く忍藩の姫の行列。 ※西暦1846年
武州埼玉郡忍藩、藩主松平タダスケ、ふうじゃの為、先君の十三回忌法要を、妹
の信姫(のぶひめ)に代参させる。ところが、ダイガンジの霊屋に籠り菩提を弔っ
た姫は、置手紙を残し、忽然と姿を消す。
(※姫の姿は参詣の様子の俯瞰、および後ろ姿のみ映るが、顔はわからない。)
ひと月ほど留守にするという置手紙、モノローグで、弓恵子の声。
出奔した姫を探すため、南は鴻巣、北は熊谷、本庄へ、藩士は散る。
「姫の腕前ならば、身の上に心配は無いが」と武芸に長けた暗示。

【本庄宿】
「旅籠小松屋」
姫探しの忍藩士が、宿を改める。
左卜全ら、善光寺参詣の講中などがひしめく広間。
酒を飲みながら、にぎやかな夕餉。
そんな中、役人の登場に、顔を背ける町娘おミネ・宮川和子
「追われてるのかい?」と、傍らにいた遊び人風の男ヨサブロウ・北上弥太朗
機転をきかせて兄弟のふりをする。役人は、宮川の顔を見ていぶかしむが、すぐ
放免。
もとより、「我等のような低輩者」下っ端役人では、姫の顔などろくろく知らぬ
と嘆く。別の役人いわく、調べた事実だけあればよいのだ、とサラリーマン根性
丸出し。
一方、個室には仁木多鶴子。番頭が改めの役人に、「この人はお世話になっ
てる沓掛の」、と別人であると証言。
役人の去った後で卜全、「わかった!」と膝を叩く。怪盗・木鼠小僧がほとぼり
が冷めるまで旅に出た
という噂を語る。
そこでくしゃみをする商人風の男・小林勝彦に、北上「あんたが木鼠かい?」
※見事な伏線の張り方!

【温井川渡し】
舟を待つ仁木のもとに、沓掛のニヘエの乾分カメスケ・本郷秀雄がやってくる。
仁木は、沓掛の侠客・ニヘエ親分の娘なのだった。
本郷によれば、助っ人を頼みに行った大前田英五郎親分は、不在。
その若親分エイジロウも、2日ばかり前に、下諏訪の友人を訪ねに旅立った
後だっ
た。
本庄の宿屋で道中手形を盗まれたという仁木は、山越えをしてエイジロウを追う
ことに。
本郷は、中山道を進む仁木と別れ、下仁田を抜けて、エイジロウが裏街道を通っ
た場合に備える。
ただ問題なことに、二人とも、エイジロウを探そうにも、本人の顔を知らないの
だ。
この話を傍らで、聞くとはなしに聞いていたのが、遊び人の北上。
※大前田英五郎といえば、清水の次郎長や国定忠治でもおなじみ。

【岩鼻番屋】
「沓掛のニヘエ娘おクメ」の道中手形で関所を通る宮川。役人の隣で、忍藩の老
女らしきが検分、宮川の顔に首を振る。その様子を、ここでも北上が見ていた。
同じ頃、道中手形の無い仁木が、番屋を避けて山の中を行く。その先で弓恵子
雲助連中にからまれている。無言の後ろ姿。
「おい、雲!」一喝する仁木。
雲助の一人「今日は変な女が続いて通る……。」
ようやく弓の姿、正面から。弓をかばって、仁木が雲助相手にタンカをきる。
「中山道ではちっとは知られた沓掛の仁兵衛」の娘と聞き、退散する雲助たち。

同じ頃、小間物屋シンゾウ・小林勝彦、居酒屋でヤクザにからまれている。仲裁
にはいる北上。
「と、謝っておいて、と。」
北上、「大前田のエイジロウが旅に出たってネンは届いてるだろう」
大前田の名前をきいて手の平を返すヤクザたち。

道中、仁木が弓に尋ねる「おまえ、オシかい?」「忍の生まれじゃ。」「自分か
らオシというやつがあるかい。」
おまえさんみたいな「ちょいパー」は頼りない、とヤクザ姿に扮することに。
弓「よきにはからえ。」
一方、北上に歩きながら礼を言う小林に、自分が「エイジロウと言った覚えはな
い」と、さっきのレトリックの種明かし。茶店できいた話をしたまでだと。
そこで北上が、道中、乾分になってくれないかと申し出る。小林、それを快諾し
て意味ありげに微笑む。

【高崎宿】
古着屋「打保屋」、仁木が、股旅姿でさっそうと出てくる。
恥ずかしそうに、弓がのれんから顔だけ出している。
街道を内またで歩く弓に、仁木が歩き方の指導、太ももむっちりの弓。
はずかしくて回し合羽を腰に巻くが、仁木にはがれる。
再び古着屋、渡世人姿になった小林。
連雀町の喜三郎の家(山形に喜)。ここに泊めてもらおう、と渡世人のしきたり
を仁木が弓に説明する。
一宿一飯の義理、軒下三寸、仁木の仁義、弓も、見よう見まねで恰好を真似る。
ところが、応対の若衆いわく、先に沓掛のおクメを名乗る娘が来ているという。
座敷に通され、仁木の顔を見て驚いて逃げようとする宮川を弓は背負い投げ。し
かし、宮川はひらりと着地、そのまま欄間に飛び上がる。慣れた手で刀を抜く弓
恵子、さすがは武家の姫君。
宮川は、畳に顔をこすりつけるように泣き出し謝る。小諸にいる生き別れの兄に
会いたい
だけなのだと。道中手形を盗んでなりすましたことを詫びる。
喜三郎親分・南部彰三のとりなしで3人は打ち解ける。宮川は仁木に「あたいも
ネエさんのように」ヤクザ姿で供をしたいと言い出す。


続いて、北上も喜三郎ののれんをくぐろうとするのを、小林は止める。「家相が
悪い。」
ホンマチのチョウベエ宅(カギ長の印)に身を寄せると、鴨居に御用提灯。顔を
見合わせる北上と小林。博徒のくせに十手持ちとは鼻持ちならない。
奥座敷でくつろぐ二人に、どこからか、娘と爺との話し声が聞こえてくる。
「二足わらじ」の常套、声の主は借金のカタに売られる娘と知って、黙ってられ
ない小林。
北上の止めるのを「まあ見ててくれ」と、親分に談判。娘を放してやれと掛け合
う。
憤慨するチョウベエ親分・嵐三右ヱ門に、小林は、北上が居酒屋で小林を助けた
口上を言い出す。
ふすまの向こうで聞く北上苦笑い。
大前田の威光と小林の貫禄で、親分、ここは引き下がる。

【「イタハナ」】板鼻の山道
北上と小林、放免された娘・美川純子とその祖父、談笑しながら街道をゆく。
そこへ、娘を取り戻そうと、徒党を組んで追いかけてくる長兵衛一家。
北上は刀を抜き、3人を先に逃がすため一人で時間をかせぐ。小林は美川たちを
先に行かせて、チャンバラの現場に取って返す。
北上に劣らぬ小林の太刀捌きに「お前、ヤットウもできるのかい?」
その後をやって来た股旅姿の三人娘、猟師たちから、長兵衛一家がこの先でエイ
ジロウを斬りに行ったからここで待った方がいいと聞くが、忠告を無視して駆け
出す。斬りあう北上たちに合流。
武家の姫君の弓恵子が刀を振れば、意外にも宮川もドスを抜いて立ち廻り。
その時、嵐の乾分が叫ぶ。
「親分、御行列ですぜ!」
そこに大名行列が通りがかる。嵐たち長兵衛一家は散り散りになる。三人娘たち
はエイジロウたち・北上&小林ともはぐれてしまう。
大名行列に道を譲り、道端で神妙に頭を下げながら弓、「いたくら伊予殿じゃな。」

その頃、沓掛宿。丸に仁の字のニヘエ一家。
下仁田回りで、エイジロウの消息のつかめなかった本郷が戻ると、病床の親分・
清水元と、下男然とした一人以外は、みな二足わらじのキュウベエに引っ立てら
れたという。
弟分「キュウベエの野郎、柄のないところに柄をすげやがって」

【安中宿】
旅籠いと屋の前。ここに泊まろうという仁木を制し、弓が(今度は自分が)今夜
の宿を都合すると言い出す。
安中城前。門番に掛け合う弓。恐縮して止めようとする仁木と宮川。
「伊予殿は江戸参勤お出かけじゃな。」
ヤエ姫に取り次げという弓を追い払おうとする門番にひるむことなく、
「言うことを聞かぬと、そなたたちは碌を離れることになるぞ。」
通されてお広敷、出迎えたヤエ姫・真城千都世。弓の旅姿に驚く真城に、弓が昨
夕おぼえた仁義を切る。「お控ェなすって。」
(※この辺りもウマイですな。)

一方、いと屋には、北上と小林が逗留していた。
安中の親分センエモン(あるいはその使い)・伊達三郎が、エイジロウ逗留を聞
いて、挨拶に来る。北上は弱って、代役に小林をたてる。

【安中城】
弓が道中の訳を真城に明かす。
小諸に養子にいった弟の身を案じての小諸行き、だという

 小諸のマキノ家に養子に行った弓の弟君ヤスタダ。藩主になったものの、寂し
 いという書状がたびたび届いていた。
 さらに、ヤスタダを陥れる計略の噂を聞いて、弓は矢も楯もたまらず出奔した
 のだ。
膳の用意ができて、真城と弓はは仁木と宮川の待つ広間へ。二木と宮川は、鯛の
尾頭付きを前に恐縮している。
真城「山家のこってろくなモンはござんせんが」
渡世人の口上を真似る真城に笑いが起きる。が、その時、宮川は、天井裏に誰か
いる、と言い出す。
「おのおのがたお出会い下され!」
腰元衆が、薙刀持って駆けつける。
(※後から考えると、天井裏に潜んでいたのは、北上である。)

さて、いと屋。小林が宿に戻ると、北上がいない。振り分けの荷物もない。
遅れてて帰ってきた北上、先に小林が帰っていてちょっと困惑するが、小林が無事、
土地の親分の元から放免されてきたので芝居を誉め、実は、本人に似ているのか
もしれないし、と、親分交代を言い出す。

【ナシノキ川】
増水で足止め。
茶店で休む仁木に本郷が追いつく。
居合わせた北上が、二人の会話を聞きつけて顔を出す。
新エイジロウ役・小林に、仁木たちを助けようと持ち掛ける。

【小諸代官所】
代官とキュウベエの悪だくみ。
釈放されたニヘエ一家、
大前田の後ろ盾で、キュウベエは、博打の客を取り返された。
代官は、もろとも斬ってしまえ、表立っては協力しないが、とキュウベエのケツ
をかく。

【沓掛】
一行は、ニヘエ・清水の元にわらじを脱ぐ。
その夜、家を抜け出す宮川。それに北上が続く。
その北上を物陰から見る、ホンマチのチョウベエと隻眼の旅人・羅門光三郎。
大前田の一家にわらじを脱いだことのある羅門は、北上がエイジロウではないと、
チョウベエに告げる。

【小諸城】
若侍たちが、藩政改革の密談。首魁は、カトウシュメ・丹羽又三郎
その天井裏で出会う宮川と北上。
ここで、宮川が木鼠小僧とわかる。(※どうやら北上は隠密くさい)
北上は、あれ(丹羽)が宮川の兄だ、と教えるが、宮川は天井裏にもれる光の前
で、とても見られないと尻込みする。
宮川は北上に、もし、兄・丹羽が悪い人なら江戸に帰って木鼠小僧に戻る、もし
よい人なら善光寺詣りをして罪を懺悔する、そのつもりで旅に出たのだと打ち明
ける。
北上は宮川に、丹羽が善人と保証し、しかるべき後に対面させることを約束する。

【キュウベエ一家】
チョウベエ・嵐が、羅門からキュウベエに、エイジロウ=北上は偽者と証言させ
る。

【沓掛ニヘエ一家】
エイジロウが偽物と知って安心したキュウベエから、果し状が届く。

【賽の河原】
対峙するニヘエ一家とキュウベエ一家。
それぞれ仁木・北上たちや、チョウベエ・嵐たちが加勢している。
キュウベエ側に立つ羅門、
「本物のエイジロウはあごの所に隠しようのないホクロがあって……、あッ!」
北上の傍らに本物のエイジロウ・小林を見とめる羅門。
かまわねえからたたっきれとチョウベエ・嵐。
そこへ、真城まで、薙刀を手に、腰元を率いて、ニヘエ一家に助太刀する。
キュウベエたちに加勢に来た代官所の役人衆、驚いて退散。

【小諸城】
二挺の駕籠を従えた大名行列。前の籠には弓が乗っているのだろう、腰元姿の
仁木と宮川がかしずいている。
弟ヤスタダ・鶴見丈二と再会を果たす弓恵子。鶴見は、弓が自らを案じてわざわ
ざ来てくれたと恥じるが、弓は、かねてから約束の真城との善光寺詣での途上に
立ち寄っただけだ、と気をつかう。
鶴見は弓に、明日、藩士総登城の上、重大な沙汰をすると、決心を告げる。

翌日。
藩士、重役連中が揃う前で、重税に領民を苦しませながら私腹を肥やしたとして、
鶴見は、城代家老ホンマケンモツ・荒木忍を糾弾する。
荒木、引っ立てられてゆく。
入れ替わりに大目付名代として、ムラガキヨサブロウ(村垣與三郎)・北上、裃
つけてで登場。供に小林。
襖を隔てて、様子を聞入る、仁木、宮川、弓、真城。
北上の声に、「ヨサブロウさんだ」と仁木(?)。
北上に上座を譲る鶴見。
小諸藩主・鶴見の乱心の噂が江戸に届き、隠密調査をしたが、事実無根と判明し
た、と告げる。なお、特にカトウシュメ・丹羽を忠臣ときいている、と名指しで
誉める。
隣室でシュメの名を聞き、「アタイのお兄ちゃんなんだ」と仁木たちに教えて、
泣き崩れる宮川。

弓が、弟ヤスタダ・鶴見の裁きを誉める。
昨夜、忍び込んだ曲者が置いていった、という書状を鶴見が弓に見せる。
今日なすべきことは、これに全て記されていた、と。差出人は村垣與三郎、つま
り北上であった。

北上のはからいで、ついに兄妹対面。
北上はことの顛末を、丹羽に明かす
 幼いころ浅草寺の人ごみで兄・丹羽と離れ離れになった幼い妹・宮川は、乞食
 同然のところを軽業師に売られ、その後、盗賊に育てられた。
 怪盗が死に臨んで「ほぞのおがき(臍の緒書)」を宮川に見せる。
 兄の居場所を知った宮川は、兄を訪ねて小諸へ来たのである。
兄・丹羽は宮川が木鼠小僧だったことを承知の上で、妹を引き取ることにする。

【エピローグ】
小諸宿外れ。
弓と真城を乗せた二挺駕籠の大名行列は、一路、善光寺を目指す。
善光寺の戒壇巡りをすれば、罪障は消滅すると、北上が宮川を励ます。
行列の後を追って、丹羽・宮川兄妹と仁木も、信濃路をゆく。
一方、浅間山麓。堅苦しい役人の装束から、再び旅人姿に着替えた北上と小林。
さてこれからどうしようか、「お山にきいてみよう。」
北上から仁義を切る。「失礼でござんすが、御友達さんじゃござんせんか。」
八丁堀のヤジロウと、××の(筆者失念)キタハチと名乗りあう。
小林「それじゃあヤジさん。」北上「あいよキタさん。」
空は青空、浅間を仰ぎ、二人の旅は続くのであった。
「終」マーク。



  
▲ページ冒頭▲  ▲キャスト▲

 ■漫談家・寒空はだかウェブサイト窓口 紹介 予定 随記
 ■ここは趣味のページ 即席映画狂トップページ 日活版「事件記者」